娘の心優しいお手紙が余計に寂しさを…。

ステキなコンシェルジュ

ステキなコンシェルジュ

それは今月のはじめ辺りの出来事でした。

私には家族が、嫁さん、小学生の娘、保育園児の息子、4人で平凡に暮らしているのですが、
奥さんが突然「今週末子ども連れて3人で友達の家にお泊りしてくるね」と言いました。

 

その突然の発言と内容に疑問がたくさんあったので「え?突然どうしたの?」と訪ねました。

 

 

すると、「いや、結構前から約束してたんだけどなかなか行けてなくて、
アナタ今週の金曜遅番で、土曜早番でしょ?だからそのときに行っちゃおうと思って。」と言いました。

 

因みに私のお仕事は私立の保育所で担任を持つ保育士として毎日シフト(早番・遅番・普通出勤という時間)に合わせた時間に勤務し頑張って働いています。

 

ですので、早番の日は6時半に自宅を出たり、遅番の日は19時半まで勤務したり、意外にも不規則な時間の波の中で働いています。

 

そして、奥さんの言う通り、その週は金曜が遅番、土曜が早番でした。

 

にしても、寂しがりやな私、そんなときだからこそ遅く帰って来ても家族がいてほしいものですし、朝早く出て行く前に子どもの寝顔を見たいものです。

 

ですので、そんな気持ちを奥さんに伝えると、「大丈夫!」と一言…。

 

「一体何が大丈夫なんだ。」と、疑問を抱きながらも
まぁ、以前から約束していたのなら、と承諾しました。

 

そして金曜日、帰宅すると予定通り家族は出掛けていますので部屋の明かりはどこも暗く、エアコンもついていませんので温度も低く何だかシーンとした部屋を前に、静かに切なさが込み上げてきました。

 

そんなときリビングのテーブルの上にお手紙を発見しました。

 

 

それは娘からで、内容は
「パパへ。なるべく早く帰ってくるからね。お仕事頑張ってね。好きだよ。」
と書いてありました。

 

何だか心が温かくなりました。

 

ですが、それも一瞬で、かえってこの手紙があったことが逆に家族を恋しくさせもの凄く寂しい気持ちになってしまいました。

 

ただ、翌日は早番、早々と晩御飯を済ませ、その日はテレビをつけたまま就寝しました。

 

私は思いました。

 

「娘の優しい温かいお手紙、
逆にない方が私としてはきっぱり孤独を割り切れたのに…。」

 

ですが娘の優しさは素直に嬉しいですし、わざわざお手紙を書いてくれるなんてなかなかいい娘です(私が言うのはおかしいですが(笑))

 

まぁ、そんな感じで、私がもの凄く寂しくなったおはなしでした。